新型コロナワクチンについて
新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化や発症予防の効果が期待されています。高齢者等の重症化の危険性の高い方々や多くの人が接種を受けることで、重症者や死亡者を減らすことを目指しています。また、それにより医療機関等の負担を軽くすることができると考えられています。
区では、新型コロナワクチンの効果と副作用、接種対象者や接種時期・場所等を分かりやすくお伝えしていきます
情報は随時更新予定です。
ワクチン接種の概要
新型コロナワクチン接種とは予防接種法に基づく法定接種です。国民に接種の努力義務がありますが、強制されるものではありません。本人の意思に基づいて行われる接種です。
妊娠中の方については努力義務の対象ではありません。接種については、主治医とご相談ください。
接種スケジュール
国が示す以下の優先順位に基づき、ワクチンの供給状況に応じて順次、高齢者から、1人当たり2回の接種を実施していきます。なお、区では、当初に供給されるワクチンが少量であることから、高齢者のうち、重症化リスクの高い高齢者施設入所者への接種を先行して実施します。
高齢者への接種スケジュール(予定)
- 5月10日(月)
- 高齢者施設入所者から接種を開始
- 5月12日(水)
- 75歳以上の高齢者へ接種券を郵送
- 5月17日(月)
- 75歳以上高齢者のワクチン接種予約開始
- 5月24日(月)
- 集団接種会場において高齢者への接種を開始
- 5月26日(水)
- 65歳以上75歳未満高齢者へ接種券を郵送、予約開始
- 国からのワクチンの供給状況により変更の可能性があります
- 高齢者以外の方の接種スケジュールにつきましては、国からのワクチン供給の見込み及び高齢者への接種の進捗状況等を勘案しながら決定の上、改めてご連絡します
対象者・接種順位
国の案では重症化リスクの高い人から、以下の順番に接種することとされています。
接種順位は国が決定することになっており、自治体による違いや特別な優先接種の仕組みはありません。
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医療従事者等
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高齢者
令和4年3月31日時点で65歳以上の方と昭和32年4月1日に生まれた方が対象です。
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高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設等で従事されている方
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それ以外の方
1から3それぞれの詳細は厚生労働省ホームページをご確認ください。
以下の方もワクチン接種を受けることができます。
- 妊娠を考えている方や妊娠中の方
- 授乳中の方
ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、海外の実使用経験などから現時点で特段の懸念が認められているわけではありませんが、安全性に関するデータが限られていることから、接種のメリットとデメリットをよく検討して接種を判断していただくこととしています。
また、授乳中の女性については、現時点で特段の懸念が認められているわけではなく、海外でも接種の対象とされています。ワクチンを受けるかお悩みの方は、主治医とご相談ください。
- 新型コロナウイルスに感染したことがある方
ただし、受けた治療の内容によっては、治療後から接種まで一定の期間をおく必要がある場合がありますので、いつから接種できるか不明な場合は、主治医にご確認ください。
また、事前に感染したことかどうかを検査して確認する必要はありません。
現時点では、16歳に満たない方はワクチンの接種の対象にはなりません。
医療従事者については東京都が接種を⾏います。その他の⽅の接種は区が⾏います。
接種回数
2回接種(⾒込み)
ワクチンの種類によって、接種間隔が異なります。
21日間隔のワクチン、28日間隔のワクチンがあります。当初は、21日間隔のワクチンから使用が始まります。
接種費⽤
無料で接種できます。(全額公費負担)
接種を受けられる場所
原則、荒川区に住民票がある方は、荒川区内で接種します。区では、多くの方が接種を受けられる常設の接種会場や、身近な場所で接種できる会場を準備中です。
また、区に住民票があっても、長期にわたり区外に居住されている方等は、例外として居住地で接種できるとされています。高齢者施設へ入所している方は、施設内で接種を行う予定です。
接種会場(予定)
- 荒川総合スポーツセンター(小体育室)
- サンパール荒川(5階)
- ムーブ町屋(4階)
- ホテルラングウッド
- 汐入公園防災備蓄倉庫
- 東京都立大学荒川キャンパス
このほか会場への移動が困難な方への対応も検討しています。
各施設へのお問い合わせはご遠慮ください。
申込⽅法・相談窓⼝
対象の方には、接種券(クーポン券)等を順次発送します。
接種の申し込みには事前に予約が必要です。2回分の日程を予約して下さい。

区が設置する接種会場の場合付添いの方も一緒に入場できます。
健康被害の場合の補償
(医療費給付等)
予防接種法に基づく健康被害救済制度が適用されます。
不審電話等についてのご注意
現在、区では電話等による新型コロナワクチン接種の案内は⾏っておりません。
また、接種予約や接種について、区⺠のみなさまの⾃⼰負担はありません。
予約⾦やお⾦を払うことで優先的に接種できるといった、ワクチン接種に関する不審電話が全国で確認されています。ご注意ください。
ワクチンの効果・副反応について
新型コロナワクチンは、2020年(令和2年)末から欧米等で接種が始まり、既に1億人を超える方が接種を受けています。
日本でも数種類のワクチンの導入が検討されており、接種を行う期間は、2月17日から2022年(令和4年)2月末までの予定とされています。
厚生労働省によりファイザー株式会社製のワクチンが特例承認されました
新型コロナワクチンに関する厚生労働省の電話相談窓口(コールセンター)が開設されました
厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
電話番号:0120-761770(フリーダイヤル)
受付時間:午前9時00分~午後9時00分(土曜日・日曜日・祝日も実施)
効果について
発熱などの症状が出ることを防ぐ発症予防の効果や重症化予防が期待されています。
多くの人が接種を受けて抗体を獲得することにより、感染拡大を抑えて重症者・死亡事例を減らすことができ、医療機関の負担も軽減できると考えられています。
ただし、抗体の持続期間(いつまで免疫がもつか)については、新しいワクチンのため情報がなく、今後明らかになってくると考えられます。
副反応について
基本的には安全性に大きな問題はないと考えられていますが、どのようなワクチンにも、何らかの副反応はあります。
ワクチン接種と因果関係がないものを含めて、最も多いのは「接種時の痛み」で、その他、接種した場所が赤くなって腫れる、全身がだるくなる、頭痛や発熱等が報告されています。いずれも、一般的に数日内に消失し、解熱剤で軽減できるものでした。
また、まれですが、接種後に激しいアレルギー反応(アナフィラキシー反応)が起こることがあり、その頻度はおよそ20万人に1人というデータがあります。アナフィラキシー反応は、接種後15分から30分間経過を観察することで、早期に探知して迅速な治療が可能です。